マジェスティSでは、セルモーターのハーネス劣化によって始動不良を起こすケースがあるようです。
私の車両ではまだ症状は出ていませんが、メンテナンスのついでに強化ハーネスへ交換してみました。
また、手元にアーシングケーブルの余りがあったので、同時にアーシングも施工しました。
⚙️ セル強化ハーネスの取り付け

セル強化ハーネスは、ノーマルと同じ配線経路で取り回し。
スターターリレーとセルモーター間のノーマルケーブルを撤去し、強化品に入れ替えました。

スターターリレーとバッテリー間のケーブルは、他の配線と一体化してテープ巻きされて撤去が困難だったので、そのまま残して絶縁処理のみ行いました。
🔌 アーシング施工

アーシングは以下の経路で接続しました。
- バッテリーのマイナス端子
↓ - イグニッションコイルを固定しているフランジボルト(フレーム経由)
↓ - セルモーターのアース接続部
これでフレームからエンジンまで全体に電位が安定して流れるようになり、電装系全体の動作が安定するはずです。
🧲アーシングケーブルにフェライトコア

さらに、アーシングケーブルには余っていたフェライトコアを取り付けました。
効果は体感では分かりにくいものの、過去にプラス側の配線に取り付けた際に加速がもたついた経験があるため、何らかの作用が働いている可能性があります。
🚀 効果と感想
施工後は明らかに今までよりセルが元気に回るようになりました。
KOSOの電圧メーターを付けているのですが、確認してみると平均的に0.1ボルト程度電圧が上昇。
これはおそらく、アーシングによる効果だと思われます。
電子制御系も安定するためかスロットルの反応がリニアになったように感じます。
特に走行距離が伸びてきた車両では、ハーネスの劣化によって
セルの回転が弱くなったり電装系が不安定にケースもあるため、予防整備としてもおすすめです。