6万キロを超えたタイミングで、スロットルボディを取り外したついでに清掃を行いました。
見た目では汚れはそれほど分かりませんでしたが、実際にはかなりの汚れが溜まっていました。

🔧 取り外しと清掃箇所
スロットルボディの横には、小さなボルト3本で固定された電子ユニットがあります。
このユニットには以下のセンサーが入っています。
- ISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)
- 吸気温度センサー
- スロットル開度センサー
- 吸気圧センサー

これらのセンサー類は非常にデリケートで、洗浄液を直接吹きかけると故障の原因になるため、
液体は使わず、ウエスで丁寧に拭き取り清掃のみ行いました。
ゴムパッキンは本来交換推奨ですが、今回は手持ちがなかったため、
ラバープロテクタントを塗布して保護しました。
🧼 清掃方法
スロットルボディ本体は、
エンジンコンディショナーで汚れを浮かせてから、パーツクリーナーで洗浄。

汚れがみるみる落ちて、黒いススのようなものが沢山取れました。

清掃後、スロットル軸のベアリング部には潤滑スプレーを少量注油しおきました。
⚙️ 清掃後のECUリセットについて
清掃後はECU(エンジン制御ユニット)のリセットを行うのが推奨されていますが、
方法がわからなかったため、そのままエンジンを始動。
すると、一発始動で勢いよくエンジンがかかり、回転数もかなり高め。
始動直後は清掃前よりも高回転でアイドリングしているように感じましたが、
しばらくすると 約1600rpm 付近で安定するように制御されている様子でした。
🚗 清掃後の変化と再学習
走行してみると、以下のような変化を感じました。
- エンジンブレーキが弱くなった
- 渋滞時など低速でアクセルを戻すと、2~3秒ほど3000rpmを保とうとする挙動
しかし、数日かけて約100kmほど走行したところで、
ECUが再学習されたのか、挙動が自然に戻り、
清掃前と同じエンジンブレーキの感覚に復帰しました。
🪛 まとめ
スロットルボディ清掃は、
見た目では分かりづらいですが、内部には意外と汚れが溜まっていました。
清掃後はエンジン始動時の勢いが強くなり、アイドリングも安定した感じがします。
そして何より、メンテナンスを行うことで「気持ちよく安心して乗れる」という気分的な満足感がとても大きいです。
🧩 今回使用したもの
- エンジンコンディショナー
- パーツクリーナー
- ラバープロテクタント
- ウエス・綿棒・ブラシ類