マジェスティSのホイールベアリングを交換【6万km整備記録】失敗から学んだ注意点も

🔧 走行距離6万キロを超えたのでベアリング交換

愛車の マジェスティS が走行距離6万kmを超えました。
特に異音やガタつきといった不具合はなかったのですが、
ベアリング自体もそれほど高価ではなかったので、予防整備として交換してみることにしました。

⚙️ 使用したベアリング

使用したのは信頼の NTN製ベアリング です。
型番は 6201LLU6301LLU です。🪛

どちらも LLU(両面ラバーシールタイプ) を選択しました。


🛞 ホイール取り外しと状態チェック

マジェスティSのホイールはシールド構造になっており、内部にはほとんどゴミや汚れは入っていませんでした。✨

そのため、ラバーシール付きではなく純正と同じシールドタイプのベアリングでも問題なさそうでした。

ホイールを取り外した際、オイルシール(型番:93106-17805)も少し痛んでいたので、
こちらも合わせて交換しておきます。🧰
画像:PC版パーツカタログ

🧲 ベアリングの取り外し

ベアリングを抜くときは、ベアリングプーラーを使うのが基本ですが、
手元にない場合は M12のボルトアンカー でも代用可能です。

M12のボルトアンカーをセットして反対側からアクスルシャフトを差し込んでハンマーで叩き出しました。

ベアリングが固着している場合は、ラスペネ潤滑剤を浸透させると抜きやすくなります。

ベアリングを抜くと、こんな感じ

🔍 取り外したベアリングの状態確認

せっかくなので、取り外したベアリングのシールドを外して内部を確認してみました。🪛

ガタつきもなく、中身もとてもきれい。
グリスもしっかり残っており、6万km走行にしては状態良好でした。

やはり、マジェスティSのホイール構造がしっかりシールドされているおかげで、ゴミや水の侵入がほとんどなかったようです。


⚙️ 新しいベアリングを圧入

新しいベアリングは、ベアリングレースシールドライバーで打ち込みました。

反対側も同じ手順でベアリングを入れ替えるのですが、ここで注意しないといけないのが──

🧩 カラーを入れ忘れないこと!

この筒状の部品です。
画像:PC版パーツカタログ

私は一度入れ忘れて、片側のベアリングを入れ直す羽目に…
一度抜いたベアリングは再使用できないので、買い直しになりました💸

慎重に組み込み、ベアリングがしっかり収まったのを確認して完了です。

🧵 スピードセンサーのOリングに注意

組み戻しているときに、バネの輪ゴムのような部品がポロッと取れているのを発見。👀
最初は「どこの部品だろう?」と思いましたが、調べてみると、どうやらこれは スピードセンサーのOリングのリップ部分 に付いていたもののようでした。

おそらく、ホイールを外すときに引っかけて取れてしまったのだと思います。🛞

伸び切ってしまっているので元に戻せません。

このままではスピードセンサーの防水性が落ちて故障の原因になりそうだったので、Oリングを新品注文しました。📦

Oリング 部品番号:93102-44800

届いたOリングを見てみると──
なんと、リップ構造が少し変わっていて、バネ状の部品は最初から付いていません。
バネ状の部品が入るような形ではなく、どうやら改良品に変更されているようです。💡

🧴スピードセンサーもグリス入れ替え

ちなみに、私のスピードセンサーはリコール対策済み品
せっかくなので、取り付け前に古いグリスを拭き取って「ヤマハ グリースB」**を
たっぷり塗って組付けました。🧴✨


🔩 フロントアクスルナットの交換

部品番号:95602-12200

ホイールの着脱を何度か行っているので、新品のナットに交換しました。🔧

締め付けトルクは 70N·mです。


🏁 まとめ

特に不具合がなくても、走行距離が伸びてきたら
ホイールベアリング交換は安心のためにおすすめです。

作業自体は難しくありませんが、
ホイールの着脱時やカラーの入れ忘れには要注意⚠️

マジェスティSを長く乗りたい方は、
一度点検・交換しておくと良いと思います😊