TRF420に付いているSSBBダンパーの動きがとてもしなやかで、地面に吸い付くような走りをしてくれるので、TB-04にも同じSSBBダンパーを装着してみることにしてみました。
SSBBダンパーの取り付けに必要なもの。
SSBBダンパーの装着には、各シャーシのSSBB用ダンパーステーと、5.8mmのショートピロボールナット(42344)が必要です。
写真にあるハイシールXリングも一緒に買った物ですが、これは使えませんでしたので先に書いておきます。
期待できる装着時の効果。
パッケージの説明に書かれているように、装着時の効果はかなり期待できます。
SSBBダンパーの組み立て。
組み立て時に最初からハイシールXリングを入れました。しかし組み終わって走らせてから分かったのですが、SSBBダンパーには使えません。径がぶかぶかのようで、オイルがものすごい勢いで漏れます。
後から付属の透明のOリングに換えるとオイル漏れしなくなりました。
ダンパーオイルはSSBBに付属していませんので、持っている400番のオイルを入れました。
穴のないピストンも付いていました。自分で穴を開けて使用するそうで、これは上級者向けですね。
白い4つ穴のピストンも付いているので、そちらを使用しました。
4本とも組みあがりました。
TRFショートダンパーとの違い。
TB-04 Pro2に付いていたTRFショートダンパーと並べると、長さがだいぶ違いますね。
実はチタンコートのロッドに替えた時に2mmくらい長くなったので、付属のノーマルの時よりも長いです。
SSBB用ダンパーステーの形の違い。
ダンパーステーを並べてみたら形が全然違います。
5.8mmのショートピロボールナットの取り付け。
ダンパーステーを付けたら、 5.8mmのショートピロボールナット(42344) を取り付けていきます。
回すためには、一つ大きい2.5mmの六角レンチを使います。
アルミダンパーステーマウントを付けてるので、ダンパー取り付け面の位置が変わっているのと、ロアアームもTRF420足に換えているので、ピロボールナット装着時に必要なスペーサーが説明書通りではなく適宜合わせる必要があります。
フロントはスペーサーなしで、リヤはショートのフランジスペーサーを付けて丁度良い感じでした。
ロアアームにピロボールナット取り付けるには、8mmの長さのイモネジが必要でした。
SSBBダンパーの装着。
ピロボールナットが取り付けられたら、ダンパーをはめて完成です。
5.8mmのピロボールは、はめ込みがしっかりしているのでメンテナンス時は要注意。
5.8mmのショートピロボールナットは、大きくてしっかりしていて、はめる時かなり固いです。
無理に外そうとすると破損したり怪我をする恐れがありますので、外すときは上下どちらかのピロボールナットを2.5mmの六角レンチで回して外すと安全です。
SSBBダンパーにハイシールXリングは使えない?
組み立ての所でも書きましたが、SSBBダンパーにハイシールXリングは対応していないようで、少し走らせてみたら、物凄い勢いでオイルが漏れていました。置いていても一晩でオイルが全部抜けてしまいそうな勢いです。しかも、4本のうちのどれかではなく、4本全てです。
取り外して、SSBBダンパーに付属していた透明のOリングと、ハイシールXリングを並べて見比べると穴の大きさが目視でもわかるくらい違います。ハイシールXリングの方が穴が大きいです。
SSBBダンパーのロッドは微妙に細くて、穴の大きいハイシールXリングだとオイルが漏れてしまうようです。
そして、透明のOリングを装着してみたら、オイル漏れしなくなりました。
しかし、ダンパーの動きがあまりスムーズでは無いので微妙だなーっと思っていたら、ヨコモのハイグレードOリングが4個余ってたのを思い出したので試してみました。
左がヨコモのハイグレードOリングです。穴の大きさは同じくらいに見えるので、いけそうです。
ちなみに右の透明Oリングは一度装着しただけで黄色のシリコンオイルが浸透して、色が変わりました。
取り替えた結果は、動きもスムーズで、オイル漏れもしなくなりました!
ハイシールXリングはTB-04 Proに付いていたダンパーには相性が良くて気に入って今回もリピートして買ったのですが、まさかSSBBダンパーに使えないとは思いませんでした。
タミヤ製のOリングでアップグレードするなら。
もしもタミヤで揃えてOリングをアップグレードしたいなら、濃紺色のVG Oリング(硬さが色々ある)か、TRF420に付いている青いOリング(42137)が良いと思います。