
今でこそ多くの車やバイクにLEDテールランプが標準装備されていますが、
私がこれを制作したのは 2005年頃。
当時はまだ純正採用が珍しく、特に国産バイクではほとんど見かけませんでした。
初めてLEDのテールを見たときは、本当に未来的でインパクトがあったのを覚えています。
💡 回路設計と材料の準備

LED化にあたっては、オーディオQさんのサイト の資料を参考にしました。
ここで抵抗値や減光制御(テール時に減光・ブレーキ時にフル点灯)の回路図が公開されており、
必要な電子パーツもすべてここで購入。
制作中はテールランプを外したままにできなかったので、
シグナスX純正テールランプ一式を別途用意。
これに合わせてLED基板を組み込みました。
🧰 LED基板の製作工程
テールランプの形状に合わせて基板をカット。

LEDは4行×9列=36個 配置しました。

見栄えを整えるため、基板表面には絶縁性のある反射シートを貼り付け。
(現在は同じものが販売終了しているため、「カッティングシート」で代用可能です。)
🔧 ハンダ付けと点灯テスト

すべてのLED・抵抗・ダイオードをハンダ付け。

裏面は配線でぎっしりです。

テールランプに組み込み、まずは点灯テスト。
ナンバー灯には白色のテープLEDを貼り付けました。

テールランプ点灯時:ムーディーな赤で、発光も均一。

ブレーキ点灯時:非常に明るく、後方からの被視認性が大幅アップ!
🚗 実車装着とその後のエピソード
実際に車体へ装着してみると、
レンズカットの影響で LEDの粒感が消えてしまい、少し“ぼやけた”印象 に。
ただし明るさは十分で、後続車へのアピール力はしっかりあります。

その後、8年ほど経ったある日、追突されてリアフェンダーが割れてしまいました。
しばらくはフェンダーカット仕様で乗っていたのですが、雨天後の洗車が大変で……(汗)
✨ クリアレンズテールとの出会い
代えのフェンダーを探しているときに、ヤフオクで偶然見つけたのが
クリアレンズ・レンズカットなしのテールランプ!
装着してみると、
LEDのつぶつぶ感がしっかり見えて、ウインカーの雰囲気も一新。
夜間の存在感も抜群で、DIYの甲斐がありました☆

🧩 まとめ:LED化の効果と魅力
- テールランプをLED化すると、明るさ・視認性が大幅アップ
- 自作でも設計資料と時間があれば実現可能
- レンズカットの有無で印象が大きく変わる
- 今は社外パーツも豊富なので、DIYでも難易度は低め
当時はまだ珍しかったLEDテールランプの自作。
今見てもその完成度と達成感は格別です。
LED特有のクリアでシャープな光は、シグナスXのリアビューを一段引き締めてくれました。