換気扇をDIYでスマートなレンジフードに交換。

  • 2020年8月30日
  • 2021年12月19日
  • LIFE
換気扇交換前

キッチンの換気扇が、昔ながらのプロペラファンタイプだったので、DIYでレンジフードへ交換しました。

レンジフードへ取替後

交換後の写真です。吊戸棚も変な方向に付いていたので、正面に向けて使いやすくなりました。

交換後のメリット。

見た目が良い。

古いプロペラファンタイプから最新のスリムタイプのレンジフードに変わったのでキッチンの雰囲気が良くなり、使っていて気持ちも良いです。

スイッチの紐が無くなってスマートになった。

壁掛け換気扇はスイッチの紐を引く力でシャッターが上がって電源が入る仕組みで、スイッチをオフにするときも、シャッターがバタン!と音を立てて、安っぽくて操作するのもストレスでした。

レンジフードはスイッチがボタン式で、シャッターも動作したときの風圧や電動で開閉するので、例えばスマートプラグなどを使えばタイマーや、スケジュール換気システムにすることもできます。

静かに換気が出来るようになった

もともとの換気扇は、オン・オフしかなかったのですが、今回のレンジフードは強・中・弱のスイッチが付いているので料理以外の時は、弱などでゆるく静かに換気したりも出来ます。

風量は「弱」だと音がほとんど聞こえません。「中・強」はそれなりに音がします。

掃除がしやすくなった。

壁掛けの換気扇は、使っていると周りの壁も汚れてくるので綺麗に保つのが大変でした。レンジフードは調理で上がった水蒸気や油を整流版で受け止めて確実に排出してくれるのでキッチン周りが汚れにくくなりました。

レンジフード自体も、メンテナンスや掃除がしやすい構造になっています。

換気扇からの音漏れが大幅に軽減された。

音漏れは、以前からお隣さんのうがいの音に悩まされていて二重窓にしたのですが、換気扇から音が入ってきて効果がなかったのです。

防音は一か所でも抜けるところがあると全く効果が出ません。

今回、レンジフードに変えたことによって二重窓の効果も発揮されてほとんど気にならなくなりました。

交換後のデメリット。

レンジフードにすることによるデメリットは見つかりません。

導入コストがかかるくらいだと思います。

用意した部材。

  • レンジフード本体(FY-6HZC4-K)
  • 幕版※(FY-MH646D-K
  • 取付枠アダプターFY-AC256)
  • アルミダクトホース(直径150mm)
  • ホースクランプ×2(直径150mmが十分カバーできるサイズ)
  • アルミテープ
  • 電動ドリルドライバー
  • アンカー

※幕版は高さを合わせる吊戸棚によってサイズが変わります。

早速DIY。換気扇の取り外し。

換気扇の取り外し

プロペラファンタイプの換気扇を外します。

取付枠アダプターの設置。

取付枠アダプター(FY-AC256 )

取付枠アダプターFY-AC256を用意します。

取付枠アダプター(FY-AC256 )へパッキン貼り付け

部屋の内側から壁へ当てる面へ、付属のパッキンを貼ります。

取付枠アダプター(FY-AC256 )へ遮音シート貼り付け

少しでも防音にしたかったので、遮音シートも貼っておきました。

オトナシートのパッケージ

カットして簡単に貼り付けられるシートです。遮音効果と、これを貼ることで重みも増すので振動によるビビり音にも効果的です。

設置された取付枠アダプター(FY-AC256 )

取付枠アダプターFY-AC256を、換気扇が付いていた枠へ設置します。

レンジフード本体の設置。

スマートスクエアフードの型紙

レンジフード本体には原寸大の型紙が付いていますので、設置位置を決めて固定するためのビス用の穴あけ位置を決めます。

スマートスクエアフードを設置

レンジフード本体を壁へ固定しました。

アルミダクトホースの接続。

ホームセンターで買ったアルミダクトホース

アルミダクトホースは、通販ではスプリングにアルミ箔を張ったような物しか無かったので、近くのホームセンターで買いました。

このアルミダクトホースで排気口を接続するのですが、問題が発生しました。

アルミダクトホースの接続部分

レンジフード本体上部の排気口から外へアルミダクトホースで接続しないといけないのですが、無理のある位置関係です。

アルミダクトホースの接続部分2

悩んだ末に、付属のシャッターを省略することにしました。

付属のシャッターは、風圧で開閉する構造になっていて、閉まった状態でも、全周に1cmくらいの隙間があったので、これは密閉を目的としたものではなく高層の建物等で突風や風圧による逆流を防止するための物のようです。

虫の侵入の心配もありますが、付属シャッター自体が防虫効果を全く期待出来ないほどの隙間があるので、虫の心配や完全な気密性を求めるのであれば、別売りの電動シャッターが必要だと思います。

今回取り付ける環境では、ダクトの外は路地になっていて高層でもなく、強い風圧に押されることも無いので、この簡易的な付属のシャッターは省略しても問題ないと判断しました。

アルミテープで隙間が無いようにしっかり密閉します。

スクエアフード

もう一つ問題が、キッチン照明がレンジフードと重なった位置になってしまっているので、あとで照明器具を加工して左へ移動させないといけません。

アルミダクトホースの接続部分3

取付枠アダプターとの接合部分はホースクランプで止めました。

吊戸棚の取り外し。

吊戸棚を外した跡

また問題が出てきました。吊戸棚を付けた状態から天井のクロスが貼られていたようなので、吊戸棚があった部分にクロス貼られていません。

少し色が違いますが、似たような柄のクロスを貼りました。照明器具もレンジフードと重ならないように左へ移動させました。

隙間の目隠し。

吊戸棚とレンジフードの間に隙間が出来るので、石膏ボードでスペーサーを作ります。木材だと防火の関係でアウトです。

作ったスペーサーを吊戸棚に合わせてみました。サイズは問題なさそうです。

石膏ボードの表面には3Mもダイノックシートを貼っています。

裏はこんな感じです。隙間を埋めるための張りぼてです。

吊戸棚も色褪せた感じだったので、露出する部分だけダイノックシートを貼りました。

吊戸棚の設置。

吊戸棚を壁に固定出来ました。アンカーでしっかりと止まっています。

目隠しの取り付け。

石膏ボードで作ったスペーサーもサイズぴったりでした。

下からみても面一になっています。照明を移動したあとの穴は白のコーキングで塞ぎます。

レンジフード取替完了。

最後に幕版を付けて出来上がりです。

最後に。

色々と問題が発生しましたが、無事に設置を終えることが出来ました。

DIYは費用を抑えることが出来るのも魅力ですが、始める前にサイズや排気口の位置関係などをよく確認して、起こりうるあらゆる問題を可能な限り想定しておく必要があります。部材を揃えてから「取り付けられなかった」となると大きな損失となってしまいますので、自信がないものや大掛かりなものはプロに任せるのが良いと思います。